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瀬戸内 寂聴さんの本「はい、さようなら」

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高齢の家族が、読んでいた瀬戸内寂聴さんの本

「はい、さようなら」というタイトルと、微笑む寂聴さんの写真のインパクトがあまりにも強く、手に取ったら一気に読んでしまいました。

 

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「はい、さようなら」の基本情報

著者 瀬戸内 寂聴

発行所 株式会社 光文社

初版発行 2019年11月30日

定価 1,430円(税込)

 

瀬戸内 寂聴さんとは

1922年5月15日生まれ 2020年3月現在は97歳

小説家

天台宗の尼僧。

51歳で出家

出家前は流行作家 瀬戸内晴美

 

本の構成
  • 前書き
  • 1つのインタビュー

 

寂聴さんは京都の嵯峨野の寂庵で法話を定期的にされています。

30年以上前、雑誌「女性自身」に初めて寂聴さんの法話は掲載されました。

この本は、2009年から2019年までに連載されたものをセレクトして再編集、加筆されたものです。

  

京都 寂庵の法話は、毎回、遠くから多くの人が訪れて大盛況。

8つの法話は、

寂聴さんに会いたくて、悩みを解決してもらいたくて、話を聞いてもらいたくて、法話に訪れた大勢の方達と寂聴さんとのお話です。

 

この本に書かれている法話は、まるで寂聴さんに話しかけられているようです。

後日ご自身が文章にされて、編集されていると思われます。

さすが小説家。引き込まれる文章です。

ユーモアたっぷりのお話がとても面白くて、本を読みながら笑ってしまいます。

 

久々に本を読みながら笑いました。

 

本の内容はさておいて、すごいと思ったのは、
  • 97歳でお元気。

この本の最後の法話は2019年夏。97歳のときです。

ある時期から、「今日の法話は私の遺言」とおっしゃっています。

毎回、全身全霊を込めているからとてもいいお話になるんです。

 

  • 秘書が66歳年下

66歳も年が離れた人と仕事をするという経験は、なかなかできないと思います。

 

 この本を読むのがおすすめな方は、
  • これから先の長い人生にどんな生き方をすれば良いか、と考えている方
  • 長生きするとはどういうことか知りたい方
  • 90歳まで生きるということが見当がつかない方
  • 年老いてもいつまでも元気でいたい方

本を読み終わって、自然に「そうなのか」と腑に落ちる本です。

 

私がこの本の中で好きな言葉は

 新しいことを始めるときは「必ず成功する」と思いなさい(第一章)

 

何かを始めるのに年齢制限はありません(第七章) 

 

改めて、寂聴さんから言われると「そうだな」と感じます。 

実際、寂聴さんは、80歳を超えて、雑誌の出版を始めたり、ケータイ小説を書いたり。

新しいことにチャレンジして、成功して、楽しんでいらっしゃいます。

 

相手に腹が立つときは、仲のよかった時代を思い出して。

夫婦間、恋人間、友達の間で…

自分だって自分が気がつかない間にたくさん許されているのですから。

許し、許されて、仲良くしていってください。

「明日、もしこの人が死んでいたら」と、大抵のことは優しくできます。

 

人間間の円満の秘訣を伝授。

寂庵に来る方の多くの共通の悩みを解決してくださいます。

 

 

勇気づけられる本です。

 

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