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「チリンドロン」はスペインの北東部アラゴン地方の郷土料理、玉ねぎ、トマト、ピーマンなどを炒め煮にしたソースのこと。
鶏もも肉のチリンドロンを、クレマン・ド・ロワール Brutと合わせました。


クレマン・ド・ロワール ブリュット
このクレマンは、元ボランジェの醸造家シャトー・ド・ロレの手がける泡「クレマン・ド・ロワール BRUT 」。
先日、ワイン通販のフィラディスで購入した補糖量(甘辛)違いの3本セットの中の1本です。
鶏もも肉のチリンドロン
チリンドロンは、デニーズにもメニューがあるぐらい最近は知られているスペイン風トマト煮込みです。
実は私は初めて食べました。
食材宅配サービスで、
『調理済みの冷凍食材で、湯煎すれば食べられるという鶏肉のトマト煮込みは便利そうだな』と思い、購入。
冷凍庫に入れて忘れていましたが、
先日より飲んでいるクレマン・ド・ロワール3本セットの3本目、一番ドザージュが多い12g/LというBRUTを、
どんな料理と合わせようと考えていたところ、
この「鶏もも肉のトマト煮込み」を買い置きしていたことを思い出しました。

普通の鶏もも肉のトマト煮込みだと思っていたら、チリンドロンという名前がついていました。
チリンドロンには、トマト水煮、玉ねぎ、パプリカ、ひよこ豆、オリーブオイル、生ハム、ニンニクなどが入っています。
普通のトマト煮込みだと思って食べたら、ちょっと味が違う、美味しいと思って、原材料表示を見返してしまいました。

このチリンドロンのソースが美味しい理由は、
トマトの他に、ひよこ豆や生ハム、ニンニク入り。
鶏もも肉も柔らかくて、チリンドロンソースが染み込んでいて美味。

合わせる飲み物はクレマン・ド・ロワール BRUT ドザージュ12g
本来だったら、チリンドロンには、スペインの赤ワインを合わせるのかもしれません。
チリンドロンは、スペインの北東部アラゴン地方の郷土料理。その地で栽培されるガルナッチャ主体の赤ワインなどが合うのかもしれません。ガルナッチャは、凝縮感のある果実味とスパイシーな味わいです。
でも、このトマト煮込みは、
袋の上からも見るからに、そんなにトマトが濃厚ではありません。
ぱっと見、鶏の和風だし煮込み?と思ったぐらい、トマト色は薄くてソースはさらっとした感じ。
だから、これはドザージュ多めのクレマン・ド・ロワールには合うはず。

シュナン・ブラン100%のクレマン・ド・ロワール(ブリュット、ドザージュ12g)と鶏もも肉のチリンドロンのペアリングは大正解でした。
ペアリング相性が良かった理由
この組み合わせが良かったのは、
チリンドロンのサラッとした風味が、このスパークリングワインにあっていたこと。
クレマン・ド・ロワールの次の3つの特徴が、チリンドロンにバッチリでした。
- 泡と酸が料理の脂を流す→ クレマン・ド・ロワールは、きめ細かな泡とシャープな酸が特徴。鶏もも肉の脂や生ハムの塩分をすっきりと洗い流し、リフレッシュ感がいいです。
- 果実味と香ばしい風味の調和→ シュナン・ブランは、リンゴや梨、かりんなどの果実味と、熟成によるトーストやビスケットのような香ばしいニュアンスを持っています。だから、チリンドロンに使われる野菜の甘みや、炒めた香ばしさにバランスよくマッチ!
- ドザージュの甘みが料理に寄り添う→ ドザージュが12gのブリュットは、辛口ながらもほんのり甘みを感じます。この控えめな甘みが、トマトやパプリカの甘みにマッチ。料理全体がまろやかな味わいになります。
まとめ
クレマン・ド・ロワール ブリュット(ドザージュが12g)と、鶏もも肉のチリンドロンのペアリングをご紹介しました。
チリンドロンのコクと旨みを、
クレマンの爽やかな泡と酸が引き締めてくれると同時に、
シュナン・ブランの熟したりんご、ストーンフルーツのような、ふくよかで、まろやかな果実味が、
この煮込み料理をより華やかにしてくれました。
赤ワインとは一味違う、洗練されたマリアージュが楽しめます。

うんと冷やしたクレマンが私の好み、
泡立ちが良くなり、より爽快な口当たりを楽しめます。
クレマンは、食材の風味を「引き立てる」ワインだと思います。
シャトー・ド・ロレのクレマンドロワール3本セットはすごく楽しめました。
是非、家飲みに試してみてくださいね。
ワイン通販フィラディスで購入できます。
詳細はこちらからどうぞ→「Firadis WINE CLUB」